研究会について

 国立大学法人における教育研究系技術職員(以下、技術職員)は、専門的な技術面から教育研究をサポートする職として位置づけられている。多くの機関で技術職員は組織化されているが、運営体制や人員構成、技術の伝承、若手の育成などは各機関で大きく異なり、組織運営については標準化モデルは存在せず、それぞれの機関で試行錯誤で行われているのが現状である。

 本研究会は、技術職員の組織のあり方について、さまざまな側面から解析、考察して技術職員の将来を見据えた組織の構築に寄与することを目的として設立されたものである。研究会会員は、この研究会の目的に賛同する者すべてを対象としているが、現役の技術職員だけでなく経験豊富な元技術職員も参画している。この研究会で報告された提言や議論がより良い技術組織の構築への一助となることを期待するものである。